皆さんはYouTube撮影にどんなカメラを使っていますか?たくさんの種類のカメラがあって実際にどれを使っていいか悩みますよね。
この記事ではユーチューブ動画撮影に最適なカメラを4つ厳選して紹介します。動画撮影経験が20年以上あり、海外旅系YouTubeの私が実際にカメラを使用してみた感想、長所から短所まで包み隠さず解説します。
良いカメラにめぐり合えたおかげで、私のチャンネル動画視聴回数は伸び250万回再生を超えました。各カメラで実際に撮った映像も掲載したので、もしカメラを探されている方は、ぜひ比較参考にしてみてください。
YouTubeの撮影で、私が使っているカメラは以下の通りです。
Gopro HERO6~07
OSMO Pocket
ソニーRX100M7
iPhone10
ではひとつずつ見ていきましょう。
目次
Gopro HERO6~07

Gopro HERO6~07
まずはアクションカメラ人気のさきがけ役になったことで有名なGoproシリーズ。超小型で高画質の映像が手軽に撮れるのが魅力です。
現モデルHERO8より前の代表モデル。機能性は最新のGopro HERO8に劣りますが、動画の質はほとんど変わりません。またHERO8よりサイズやレンズが小さいので圧倒的に使いやすいです。
Goproメリット
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- 高画質
- 軽量
- 高角レンズ
- 手振れ補正
- 防水
- 頑丈
- 万能
- 互換性
高角レンズで高画質
Goproの魅力はたくさんありますが、高画質で超軽量という点。
4K動画が撮影可能、広角レンズでダイナミックな写真や動画が撮れます。
手振れ補正
手ブレ補正機能も優秀で、超小型カメラのため撮っている感がありません。被写体に警戒心を与えず、相手も身構えないので自然な動画が撮れます。いつでも気軽に野外で動画撮影ができるのが魅力。
防水
私は趣味がサーフィンなので防水はとてもありがたいです。
旅先のホテルでプールを楽しむ時も必ずGoproは持っていきます。
頑丈
Goproを誤って下に落としてしまったことは何度もありますが、標準装備のケースのおかげて潰れません。カメラ自体も頑丈です。
シャッタースピード
「今この瞬間を動画に収めたい」と思ってカメラを用意し、撮影ボタンを押してもタイミングが遅かったという経験はありませんか?
通常のカメラはまず電源を入れて本体が立ち上がってから動画撮影ボタンを押すので、どうしても手間がかかります。
Goproは電源がOFFの状態でも直接撮影ボタンを押せるので、カメラが立ちあがったと同時にもう撮影が自動で始まっています。この違いは天と地の差です。シャッター速度が速いおかげで最高のシーンを確実に見逃すことなく動画に収めることができるのです。
互換性
互換性のあるマウント商品が充実している。
マウントとはさまざまなシーンに対応し、安定した動画撮影を実現するためのカメラを固定する器具のことです。
適切なマウントと組み合わせることで、今まで撮影できなかったあらゆるシーンを映像に収めることができます。
「例」
- グリップマウント
- リストバンドマウント
- クリップマウント
- スケボーマウント
- サーフィン用マウント(サーフィンしながら撮影できる)
- ヘッドマウント
- ドッグ用ハーネスマウント
(犬に直接取り付け可能なペット目線で撮影できる面白いマウント)
※私にとってネックマウントとの出会いは運命的でした。
「神」マウントとしてユーチューブ撮影には欠かせなかったです。
以前は食事シーンの撮影でよく苦労しました。食事をしながら片手で動画を撮るのは、撮影慣れしている私でも至難の業。しかしネックマウントがあればハンズフリー(両手自由)で楽に食事シーンが撮影できるので最高です。
人物を撮影するシーンでもその威力は絶大。カメラを構えて相手に向けることがないため、お互い自然な表情のまま会話を楽しむことができるます。
優しくて暖かい雰囲気の動画をたくさん撮影することができました。被写体が素直な表情、素敵な笑顔を見せてくれたのはネックマウントとGoproのおかけです。
Goproデメリット
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- バッテリー
- ズーム
- マイク性能
- 暗闇に弱い
※ただ上記のデメリットを私はそこまで感じずに使っています。
自分の「工夫」ひとつでカメラの欠点を克服することができます。
バッテリーは1080p/60フルハイビジョン撮影なら1時間以上もちます。
もともと小型カメラでバッテリーサイズも小さいため1時間もてば十分でしょう。私は予備バッテリーを4個持ち歩いているので困ったことはありません。
ズーム機能は実質ないに等しいですが、アクションカメラには必要ありませんよね。
マイク性能は若干弱いですが、動画編集ソフトで後から調整すれば気にならないです。
ひとつだけ残念なのは暗闇に弱い点。もちろん真っ暗闇ではほぼ映りません。低照明時に弱く薄暗い場所での撮影はノイズが目立ちクリアーな動画を撮れないです。
しかし完璧なカメラというのはないので、メリット、デメリットを上手に使い分けて撮影するようにしましょう。
<GoproHEROの広角レンズを最大限に活かして撮影しました>
プーケットの綺麗なビーチや島々の魅力をご体験ください。
GoproHEROで撮影した動画はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓
OSMO Pocket オズモ ポケット

OSMO Pocket オズモポケットはドローンのカメラに搭載されるジンバル(手振れ補正)のノウハウを最大限に活かして開発された小型で高画質なカメラです。
OSMO Pocketメリット
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- 高画質
- 軽量
- ジンバル(手振れ補正)
- 暗闇に強い
- 遠隔操作撮影
- 動体追従(顔認証)
軽量・高画質
軽量で高画質なカメラです。レンズ部分が非常に小さいオズモポケットは、なんと本体が手のひらサイズに収まる大きさ。
撮影されている圧迫感がないため被写体がより自然に撮れます。
ジンバル
史上最小のジンバルを搭載したカメラのため手振れのない、非常に滑らかな「ヌルヌル」映像が撮影可能。ジンバルによる手振れ補正は「最強」と言われているのでGoproの電子手ブレ補正ではジンバルに敵わない。
暗闇に強い
オズモポケットはF値2.0です(GoproのF値は2.8)
F値が小さいほどレンズから取り込める光の量が多いことを意味します。
光を取り込む量が大きいほど、写真や動画は明るくなる。
オズモポケットはF値2.0の明るいレンズを搭載しているので、暗所の撮影でもノイズが少なく綺麗に撮ることができます。
遠隔撮影
ワイヤレスモジュール別売(7,600円)の購入が必要ですが、スマホとのワイヤレス接続で、離れた場所から遠隔で好きな場所を自由に撮影できます。
オズモポケットを置ける場所さえあれば、あとはスマホの画面で上下左右にカメラを遠隔操作、好きな構図で撮影が可能。
動体追従(顔認証)
被写体をタップするだけで被写体を自動的に追従する機能。
フェイストラック(顔の移動や変化をリアルタイムで追跡する技術)が起動し、画面中央の人物の顔が自動で収まります。速い動きにもしっかりと反応するので撮影失敗の恐れも少なく安心。
OSMO Pocketのデメリット
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- 画角が狭い
- バッテリー内蔵
- 耐久性
- カメラマンの技術力が必要
※上記のデメリットを私はそこまで感じずに使っています。
自分の「発想」ひとつでカメラの欠点を克服することができます。
まずオズモポケットで残念なところは画角が狭い点です。
画角が狭い分しっかりと「構図」を決めて撮らないと、肝心な部分が切れて映ってなかった、なんて失敗があるかもしれません。
カメラ撮影の技術がある程度ないと使いこなすのが難しいのです。
しかし逆に「画角の狭さ」を最大限に利用する撮影法により、オズモポケットの短所を長所に変える方法があります。
要はオズモポケットの特性さえ間違えなければ大丈夫!
街の流し撮りは高角が得意なGoproに任せておけば良いのです。
オズモポケットは「画角が狭い」分、被写体をピンポイントでとらえ鮮明に撮る機能に優れています!ある程度離れた被写体にもぐっと寄った迫力ある映像を撮ることが可能。ズームのようなイメージですね。
バッテリーは最大140分の撮影が可能ですが、内蔵型のためバッテリーがなくなったら充電しなければ使えなくなる点がマイナスです。
ただ、実際に撮影してみてバッテリーの少なさを感じることはありません。最悪、モバイルバッテリーで充電しながらの撮影も可能です。
耐久性が非常に心配です。ジンバルは繊細なのでカメラを誤って落としたら潰れてしまいます。また本体は平らな場所なら何とか立ちますが、とても不安定で、少しの揺れでも倒れそうな感じです。単体で手持ち撮影するにもボティーが細く持ちにくく不安定なためマウントグリップは別途必要でしょう。
オズモポケットの明るいレンズで暗所を撮影してみました。
撮影した日がちょうどタイの禁酒日ビッグ ブッダ・デイ (BIG BUDDHA DAY)で、プーケット一番の繁華街ウ「ォーキングストリート」の明かりはほぼ消えていて薄暗い状態でした。
<OSMO Pocketで撮った動画のスクリーンショット写真>
動画は明るく見えますが実際はかなり薄暗かったです。
OSMO Pocketの動画はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓
ソニーRX100M7

2019年7月26日発表されたソニーRX100シリーズの最高級モデル。
プロカメラマンが扱うフルサイズ一眼カメラ「α9」同等の高速AF性能がコンパクトなボディに搭載されておりピント合わせが速くて正確。ソニーの最先端技術を惜しみなく搭載した神カメラです。
ソニーRX100M7はおすすめポイントは多すぎて書ききれないので詳しい詳細はまた別の記事で書きたいと思います。
メリット
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- AF性能(オートフォーカス)
- 望遠ズーム
- 手ブレ補正
- 瞳AF(日本初)
- 自動追尾
- 軽量
- 万能(オールラウンド)
AF(オートフォーカス)
ピントを被写体に自動的に合わせるAF機能がなんと世界最速!シャッター半押しでわずか「0.02秒」で瞬時にピントが合います。撮りたい一瞬のシーンを見逃しません。
ズーム
ズームはなんと光学30倍まで可能で、画質は綺麗なまま被写体を実際に30倍まで大きく撮影できます。
手振れ補正
ソニーの手振れ補正は優秀で世界トップクラスであるのはご存知の通りです。
瞳AF(オートフォーカス)
人物の瞳を自動で検出し、正確にピントを合わせる機能なので、一瞬の表情も逃さず撮ることができます。
通常のカメラは顔にピントを合わせる時、一番高い部分「鼻」にピントを合わせるのですが、ソニーRX100M7は瞳にピントが合うため、目の輝きまでリアルに表現し映し出すことが可能。
当時は写真で瞳AF機能つきのカメラはあったが、動画で瞳AF機能がついたカメラはソニーRX100M7だけでした。高額でしたが迷わず購入しました。
連続動画撮影時間
通常のカメラの連続動画撮影時間は30分で切れてしまいますが、ソニーRX100M7は長時間の連続動画撮影が可能。コンパクトながらバッテリーのもちは連続動画撮影で60分以上。
自動追尾機能
AIで被写体を自動追尾するリアルタイムトラッキング。
狙いたい被写体を指定し、シャッターボタンを半押しすると、動く被写体をカメラで自動追随させることができます。もちろん自動追随も常に瞳にピントが合い続けています。
デメリット
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- 価格
- 暗闇に弱い
※上記のデメリットを私はそこまで感じずに使っています。
価格は高級コンデジの中でも高いほうで15万円以上しました。
私個人の感想ですがその価値は十分あると思ってます。
レンズのF値は2.8のため低照明時ではあまり明るく撮れません。
しかし光学30倍ズームや瞳AF機能のおかげで、レンズの暗さを感じさせないほど、被写体の生き生きとした表情を鮮明にとらえてくれます。
ズーム最強の神カメラではないでしょうか!リアルな目の輝きをご覧ください。
ソニーRX100M7の動画はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓
iPhonex

iPhonexは前面がほぼ全面ディスプレイが占める端末デザインなので動画を見るにも撮るにも優れている。4K動画まで撮影可能。
そして操作性が良いので使いやすいです。
iPhoneは皆さんもよくご存知だと思うのでザックリいきます。
iPhonexのメリット・デメリット
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- 暗闇には非常に強い!
- F値/1.8のレンズ採用で驚異の明るさを実現
- 暗闇でも低照明時でも明るくノイズの少ない動画撮影が可能
またスマホは被写体に圧迫感を与えないため、より自然な表情で動画と撮ることができます。
手振れ補正に関しては非常に弱く、歩きながら撮影するとすぐブレてしまいます。もともとスマホは動く被写体を撮るのに不向きで、明るい場所であっても残像のような映像になりがちです。
またズーム時の撮影はどうしても映像のクオリティーが下がります。
とは言え高性能は端末であることは間違いないので、スナップ動画撮りをメインとしながら、上記3台のサブカメラとして常に活躍中。
特に暗い場所での撮影には積極的に使用しています。
<プーケットで一番人気のクラブで撮影しました>
クラブ内は実際かなり薄暗かったですがiPhonexのカメラ性能により明るく撮れています。
動画はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓
まとめ
今回私が使っている4つのカメラを紹介しました。
全く同じカメラを使っても、カメラマンの経験や腕によって全く違う写真や動画になってしまう場合があります。私が使用して良くても、他の人が使用するとダメだったということもあるでしょう。
私はカメラを長距離、中距離、短距離に合わせて使い分けています。
カメラを構えると一番ベストな相手との距離や角度、位置といった構図が瞬時で判断できるのです。これは単に私の撮影経験が長いからであって慣れの問題でしょう。
カメラは機種や種類により特徴が違うのは当たり前。
完璧なカメラなど存在しません。
4つの異なる特徴のカメラの長所と短所をしっかりと理解し、それぞれの良さを最大限に引き出して撮り、シーンごとに上手にカメラを使え分けることが大切ではないでしょうか。
私のおすすめカメラ4つの紹介でした!最後まで読んで頂きありがとうございます。